嚥下造影検査
■適応と目的
摂食嚥下障害の疑われる(水分や食べ物が飲み込み難い、むせる)場合に行い検査することによって治療方針に生かすことができる場合に適応とされます。
検査の目的は以下の2つです。
1)「診断のための検査」で形態的異常、機能的異常、誤嚥、残留などを明らかにします。
2)「治療のための検査」で食事内容、姿勢、食べ方などの調節することで安全に嚥下し誤嚥や残留を減少させる方法を探します。
■検査内容
①検査はレントゲン透視室で実施します。
②専用の椅子に座っていただき、造影剤の入った液体やとろみ液、ペースト、ゼリーなどを実際に飲み込んでいただき、飲み込みの機能を評価します。
■検査所要時間
30分程度
■備考
誤嚥した場合にはすぐに吸引できるよう準備していますが、時には誤嚥性肺炎を併発する可能性もあります。また、レントゲン被曝量は極力少なくなるように配慮して検査を実施いたします。嚥下造影検査をご希望される場合は、外来受診時にご相談下さい。
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