おしらせ
Announcement

キアゲハ通信No.093-「中日ドラゴンズ 谷繁選手兼任監督」

2015.11.06 更新

t_kiageha1

 

「中日ドラゴンズ 谷繁選手兼任監督」

院長 西田 善彦

 今年のプロ野球は徳島に多いタイガースファンにとっては満足かと思いますが,ドラゴンズファンにとっては非常に寂しい限りです.ドラゴンズは開幕前からの予想どおり最下位を独走?しております.予想されたこととは言え,堪え忍ぶ日々が続いています.

 そんな中にあって個人の通算記録ラッシュが続いており,それを楽しむしか無い状態です.特に谷繁選手兼任監督につきましては,プロ野球を代表する捕手として1989年から現在まで27年間も活躍し続け,南海ホークスなどで活躍した野村克也氏の通算出場試合数を抜きプロ野球歴代1位に輝きました.捕手は,ずっと座りっぱなしでいかにも膝に悪そうですし,投手が投げた球を打者が打たない限りは投げ返しているわけですから1試合に100球以上も投げて肩にも悪そうです.さらに本塁突入に際しては走者と激突するシーンも多々見られます.そんなもっとも過酷で怪我の多そうなポジションの選手が,上位2位を占めるということは驚嘆に値すると思います.

 それではどうして丈夫で長持ちするのか私なりに考えてみました.まず1つは超大型選手でないことです.膝の負担も少ないし,体力に任せて無理をしないからでは無いでしょうか?超大型選手は捕手に限らず選手生命が短いことが多いように思います.次に打力の衰えを守備でカバーできることがポイントでは無いでしょうか.捕手は長年の経験からインサードワークに長けて投手のリードが上手になれば,多少肩が弱くなっても投手から信頼され必要欠くべからざる選手で居続けられると思います.実際,他の球団でもベテランの捕手の活躍が目立っていると思います.

 医師は,捕手と共通点が多いように思います.患者様の健康を守ること,医療は継続しなければならないこと,そしていろんな経験を通じて診断能力を上がられれば体力を補えることなどです.私も谷繁選手を見習ってこれからも仕事を続けたいと思っています.

(院内広報誌「なんきんまめ No.120(2015.9.15)」に掲載)
バックナンバーはこちら


ページの上部へ