キアゲハ通信No.046-「祝優勝」
2014.09.01 更新
「祝優勝」
院長 西田 善彦
今年は私の応援する日米の野球チームがそれぞれ優勝しました.すなわち米国では10月28日にボストンレッドソックスがワールドシリーズを,日本では11月1日に中日ドラゴンズが日本シリーズをそれぞれ征したのです.このことは米国には30球団,日本には12球団がありますので1÷(30×12)=360分の1の確率であり,正しく私にとっては盆と正月が1度に来たようなものでした.おまけにドラゴンズに至っては実に53年ぶりの日本一であり,まさしく宿願が達成されたのでした.
さてそのドラゴンズですが,日本シリーズのような短期決戦に弱いといわれ続けてきました.実際,私の応援してきた74年以降,5回出場してすべて負け続けていました.おとなしい選手が多くて大舞台では上がって力を出し切れないのか,それなら私にも心当たりがあってますます応援したくなる,そんな思いが募る一方のここ数年でした.それがどうでしょう.今年は,セリーグでは巨人についで2位止まりだったもののポストシーズンでは生まれ変わったように連勝を重ね,ついに日本野球の頂点に立ったのです.その原動力は,昨年の日本シリーズに続き,今年のペナントレースでも優勝できなかった悔しさじゃないかと落合監督は言っております.きっとその悔しさは筆舌を尽くしがたいものであったはずです.そして幸運にも日本シリーズの相手が昨年と同じ日本ハムとなり,しかも今年は昨年とは逆の立場で弱いといわれていたためその悔しさをバネにして見事リベンジ出来たのだと思います.
一つの目標を共有し,それに向かって全員で心を合わせて進んでゆけば予想以上に大きな力を発揮できるということを今回,ドラゴンズの優勝で目の当たりにしました.このことは日常の病院勤務でも同じ事が言えると思います.目標の共有をどのようにして持ち続けることが出来るかについては,次回落合監督の采配を通じて述べてみたいと思います.
(院内広報誌「なんきんまめNo.73(2007.11.23)」に掲載)
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