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キアゲハ通信No.025-「携帯電話3台目」

2014.04.21 更新

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「携帯電話3台目」

院長 西田 善彦

 携帯電話を買い替えました.これで3台目です.結構頻回に買い替えているように思われるでしょうが,始めて買ったのは8年前ですからそれほどでもありません.その頃の携帯電話はまだ珍しくグレーで四角い形をし,確か8万円位した高級品でした.当時,私は徳島大学第一内科の医局長をしていて人事などでヒソヒソ電話をする必要があり,買わざるを得なかったのです(トホホ).それから2台目に替えたのは伊月病院で勤務を始めてしばらくしてからで約3年前のことです.私の持っている携帯を見て看護婦さんに「その電気カミソリは何ですか?」と言われたのがショックでした(トホホ).2台目は見違えるように薄くて小さいおしゃれなものでやっと人前で堂々と使えるようになりました.そして今回は,周りの人が皆カメラ付きを持っていて時代遅れといわれそうになったことと,病院が増改築中で生まれ変わろうとしているのを記念して思い切って最先端のテレビ電話の出来るものに買い替えました.今のところ私とテレビ電話をしてくれる相手は誰もいません(トホホ).しかし患者さんに持っていただけましたなら居ながらにして簡単な往診も出来るものと期待しています.

 思えば私が携帯電話を始めて見たのはボストンに留学していた時のことで今から約15年前になります.私に電気生理を教えてくれたノーマンというラボの人が持っていて,今となっては死語に近いポケベルしか知らなかった私は,米国には流石にこんな便利なものがあるのかと感心しました.それが今や1円で売っている携帯もあり,日本では小学生が塾帰りに親を呼ぶために持ち歩いているのです.このような事はとても想像できませんでした.このように科学技術の進歩は我々の想像を遙かに超えていますから今は難病でも近い将来,予想もしないような治療法がきっと開発されてくるものと思われますから,皆様も科学の力を信じ希望を持って療養されますよう宜しくお願いします.

(院内広報誌「なんきんまめ No.52(2004.5.1)」に掲載)
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