おしらせ
Announcement

キアゲハ通信No.144-「2024年は辰年、どのような年になりますでしょうか」

2024.03.05 更新

t_kiageha1

 

「2024年は辰年、どのような年になりますでしょうか」

院長 西田 善彦

 昨年(2023年)の前半は新型コロナ感染症の第5類への引き下げに伴う様々な規制緩和やWBC(世界野球)優勝に始まってバスケットボールやラグビーのW杯での日本の活躍など明るい話題が多かったのですが、後半には旧ジャニーズ事務所のセクハラ問題、宝塚歌劇団のパワハラ問題、車買取販売のビッグモーター社の数々の不正請求など暗い話題が多かったと思います。

 これに対して本年(2024年)はどうでしょう。今年は辰年、それも60年に1度という甲辰(きのえたつ)の年であります。「甲辰」の年とは元明治学院大学教授の武光誠先生によれば“甲”はものごとの始まりで草木が成長するように勢いを増していくことをあらわしており、“辰”は十二支の中では唯一の架空の生き物で天に昇る姿から竜巻や雷など自然現象を起こす大自然の躍動を象徴しており、この2つが合わさるとこれまで努力してきたことが、グングン飛躍して実を結ぶ年になることが期待できるとされています。

 さてそれでは過去の辰年はどうだったのでしょう。古くは日露戦争(1904年)が始まり、ロッキード事件(1976年)やリクルート事件(1988年)など汚職で政局が大きく揺らぎました。また経済界でも2000年に米国を中心にITバブルが崩壊するなどして景気が長期間低迷するなど戦争、政変、事故と暗い年が目立ちます。しかしその一方では日本初の東京オリンピック開催と東海道新幹線の開業(1964年)、青函トンネルや瀬戸大橋の開通(1988年)、東京スカイツリーの開業(2012年)など明るい話題も多いようです。

 辰年は文字通り吉凶合わさった波瀾万丈の年のようであり、今年も1月1日の能登半島の大地震、翌2日の日航機の羽田空港での炎上と暗い出来事で幕を開けましたが、これから努力が実ることを信じて切磋琢磨を重ねて巻き返しを図り「竜頭蛇尾」と言われないよう何とか良い年にしていきたいものです。

バックナンバーはこちら


ページの上部へ