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キアゲハ通信No.131-「2021年を振り返って」

2022.01.04 更新

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「2021年を振り返って」

院長 西田 善彦

 皆様,2021年はいかがでしたか.新型コロナウイルスの蔓延に始まり,ワクチン接種により下火になってきたと思ったら,今度はオミクロン株という新たな変異の出現により2022年もまた脅威が広がりつつあるのではと懸念されています.でも2021年という年を表す漢字は「金」でした,決して暗いことばかりではなかったかと思い,2021年を独断的に振り返ってみました.

 まずはやはり新型コロナウイルスだと思います.このウイルス感染は,スペイン風邪とアジア風邪というインフルエンザ感染と並んで全世界に蔓延(パンデミックな流行)しております.スペイン風邪は1918-20年にかけて世界で5億人以上の方が罹患され5000万から1億人の方が,アジア風邪では1956-58年の間に世界で100万人以上の方が亡くなられたそうです.これらの時代に比べ現在は飛躍的に科学が進歩しており,そのプラス面としては遺伝子ワクチンの開発というノーベル賞級の新しい予防法が,マイナス面では飛行機などによる感染拡大のスピードが桁外れに速いことなどが挙げられます.歴史は繰り返されるといいます.私はワクチン接種の継続と経口薬の開発により今年中に克服できるのではと予想しております.

 次は明るいニュースです.大リーグ大谷選手の今年の活躍は球聖ベーブルースをも超えていると思います.日本人のみならず米国中で絶賛されました.それに続いて1年延期となって今夏に開催できたオリ・パラリンピックは,今年の漢字にもつながった金メダルラッシュで日本中を大いに元気づけてくれました.特にパラリンピックでは障害に負けない強い気持ちが日本中の免疫力を高めて以後のウイルス感染を激減させたのではと思っています(笑).

 最後に伊月病院は昨年12月14日をもって丸50周年を迎えました.51年目は背番号51のイチロー選手にあやかって絶えず高みを目指して精進してゆきたいと思います.

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