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キアゲハ通信No.126-「捲土重来 J1徳島ヴォルティス」

2021.03.17 更新

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「捲土重来 J1徳島ヴォルティス」

院長 西田 善彦

 2021年度のサッカーJリーグがいよいよ開幕です.コロナ禍で暗い話題ばかりが続いている中,徳島では徳島ヴォルティスが日本最高のプロリーグであるJ1に2回目の挑戦が出来ることになりました.

 徳島ヴォルティスは,大塚製薬サッカー部を母体にしてイタリア語のVortice(渦)を語源として「豪快な鳴門の渦潮のように,パワー・スピード・結束力を兼ね備えて観客を興奮の渦に巻き込むチーム」を目指して2004年に創設されました.そしてJリーグへの参加が認められ,2005年から2部に当たるJ2で活動を開始しております.その後数々の苦難を乗り越えて2013年にはリーグ戦を4位で終えたもののプレーオフを勝ち進み,見事J1に昇格いたしました.しかしさすがにJ1の壁は険しく高くワーストタイ記録となる開幕9連敗を喫したのを始め,勝ち点14と断トツの最下位となり,2014年1年限りで再びJ2に降格いたしました.その後,2015年にはJ2の中でも14位と下位に沈みましたが,2017年から監督にスペイン人のリカルド・ロドリゲス氏を招き,J1への捲土重来を期したのでした.

 ロドリゲス監督は,実は今期から浦和レッズに引き抜かれてしまいましたが,まずは規律を重んじてチームに団結を求めました.彼は選手全員の意思の統一を第一と考え,技術や戦術はその次に必要なものとしました.そして最終ラインでボールを繋ぎながら相手の守備体系を揺さぶっては崩し,突破口を作りゴールを目指すというスタイルを貫き通して,2020年は外国人選手にもほとんど頼ることもなく1年を通して連敗がなくリーグ最少失点で,初のJ2優勝のタイトルをひっさげ,今回堂々とJ1に復帰できたのです.

 伊月病院もシルバーではありますが法人会員として応援しております.私たち職員一同もヴォルティスの選手を見習って一致団結してコロナ禍の難局に立ち向かってゆきたいものです.

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