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キアゲハ通信No.116-「続・運がいい」

2019.07.04 更新

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「続・運がいい」

院長 西田 善彦

 皆様,以前に私が「私は運がいい」とこのコラムに書いたことを覚えておられますか?私の恩師の故・齋藤史郎元徳島大学学長を始め,数多くの人たちから「君は運がいいね」と私は言われ続けてきました.確かに九州大学病院神経内科で研修させていただいていた時も医員の席が足りなくなりかけては周りの先生が留学され,1年間医員として勤務することができましたし,学位や奨学賞の授与の時も何人もの先輩を飛び越えて先にいただいてしまいました.

 そんな強運の私ですが,その反動からかクジ運がからっきし弱いのです.例えば,お年玉付き年賀はがきなどはこの25年あまり毎年数白枚受け取っているはずですが,年に数枚の切手シートしか当たったことがありません(本来なら3年位に1回はせめてレターセットくらいは当たっているはず).クジ運の最悪の私としては,どうせ当たらないだろうと思い東京オリンピックの入場切符に思い切って30枚応募してみました(全部で約73万円分).そして運命の6月20日にメールが来てビックリ仰天しました.なんと第一希望の野球の決勝戦を含めて一挙に10枚も当たっているではありませんか(合計20万円)!実際の当選確率は不明ですが,誰に聞いても驚かれるので,一生分の運を使い果たしたのではないかと心配しております.

 ところでマーフィーの法則を覚えておられますか?この法則の基本は,「起こる可能性のあることは,いつか実際に起こる」というものですが,そこから派生して「うまく行かなくなりうるものは何でも,うまく行かなくなる」というネガティブな面が強調されるようになり,「洗車しはじめると雨が降る」などと言われるようになりました.しかし元々マーフィーさん自身はかなりの楽天家であったそうで,ポジティブ思考に切り替えて,クジも「買わなければ外れない」と考えるよりも「買っていればそのうち当たる」と考えた方が,人生楽しめるように思いました.

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