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キアゲハ通信No.124-「鬼滅の刃」

2020.11.17 更新

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「鬼滅の刃」

院長 西田 善彦

 皆様、「鬼滅の刃」はもちろんご存じと思います。鬼滅の刃は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんという女流漫画家により週刊少年ジャンプに2016年11号から2020年24号まで連載された少年向け漫画です。物語の舞台は大正時代で、鬼に家族を惨殺された竈門炭治郎(かまどたんじろう)という少年が唯一生き残ったものの鬼と化した妹・禰豆子(ねづこ)を人に戻すため仲間たちと競い合いながら修行に耐えて鬼を征伐してゆく物語です。

 この漫画は鬼が人を貪り食ったり、逆に不老不死の鬼を倒すために鬼の首を刎ねたりと残酷なシーンの連続で、小さな子供に見せてもよいのかと思われますが、TVアニメで放送されるや1大ブームとなり(そのせいもあり、原作本は累計で1億冊以上も売れている)、それに引き続いて公開された劇場版アニメ「無限列車編」は空前のヒットとなり、コロナ禍で沈んでいたエンタメ業界の救世主になっています。そしてそのアニメ制作を担っているのが、ufotable(ユーフォーテーブル)という徳島に縁の深い会社であり、実際にufotable徳島でもアニメの1部が描かれているというからとてもうれしく思っています。

それではなぜこの漫画に絶大な人気があるのか考えてみますと、1つには家族や仲間との絆の大切さを取り上げていること、もう1つには親兄弟の仇であり、間一髪で自分も殺されるところであった敵に対しても、征伐した際に憐れみや労わりのような心をもって供養していることではないでしょうか。そしてまた最初の極めて弱くて小さな存在から仲間とともに鍛錬に鍛錬を重ねてより強く育ってゆく姿にも共感を呼んでいるのだと思います。

 絆を大切にしたり、相手を敬ったりいたわる気持ち、鍛錬いや研修に研修を積み重ねて個人としてだけではなくグループとしても目標に向かって日々精進してゆく姿勢は、私たちの職場でも必要なことだと思います。全集中、医療(介護)の呼吸!!

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