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キアゲハ通信No.114-「与田ドラゴンズ」

2019.04.04 更新

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「与田ドラゴンズ」

院長 西田 善彦

 この5月から新たに年号が変わりますが,私の応援している中日ドラゴンズは平成最後の6年間はBクラスに沈みっぱなしで優勝に無縁のチームでした.このため今年から監督が与田剛・元投手に交代しました.私はこれまで故・星野監督,落合監督と監督が変わるごとに期待を込めてこのコラムに取り上げてきましたので,今回も書かせていただきます.

まず与田新監督は,選手としては1989年にドラフト1位でドラゴンズに入団し,名前のごとく剛速球を駆使していきなりリリーフエースとして31セーブを上げ,新人王に輝きました.しかし故障に泣き全盛期はわずか3年と極めて短く,2000年には現役引退され,その後は2001年から野球解説者やスポーツキャスターなどを務められた後,2009年よりは日本代表の投手コーチ,さらに東北楽天イーグルスのコーチを経て,昨年秋に古巣のドラゴンズの監督に就任されました.これまで監督経験が全くない中で初めて監督として腕を振るうことになったという点では,星野監督,落合監督と同じであり,低迷しているドラゴンズに新風を取り入れて再建してくれるのではと期待を抱かせます.

 それでは与田監督はどのようなチームを作ろうとしているのでしょう.星野監督には闘志を前面に出した熱いイメージがあり,対して落合監督には極めて合理的な考えをする冷徹なイメージがありました.与田監督はドラゴンズ,NHK,楽天とこれまで星野監督との絆が強く,かつ現在のドラゴンズのイメージが暗いため,やる気を前面に出した明るいチーム作りをするはずです.そしてそれを支えるのは,優勝経験豊富なヘッドコーチと気心の知れた同級生のコーチたちだと思います.

 与田監督は,チームスタッフは宝であり,そのスタッフには自分を素直に見て,今の自分に必要なことの優先順位をちゃんと考えて欲しいと話されています.同じことがまさしく今の伊月病院にも言えると思いました.

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