キアゲハ通信No.109-「メジャーリーグ二刀流」
2018.07.05 更新
「メジャーリーグ二刀流」
院長 西田 善彦
二刀流といえば、最近では大谷翔平選手の代名詞となっており、その大谷選手が米国大リーグに挑戦しています。シーズン前のオープン戦では全く精彩を欠いていて米国の新聞ではこぞって「それ見たことかと」酷評していました。ところがいざペナントレースが始まってみると一変して3試合連続でホームランは打つは、163kmのメジャートップクラスの剛速球と140km台のスピード違反のフォークボールを駆使して三振の山を築くはで、野球の神様ベーブルース2世と呼ばれるほどの勢いです。これには大谷選手を過小評価していた米国のマスコミもさすがに自身の誤りを訂正し、早々に白旗を上げました。
大谷選手は1994年7月5日生まれとまだ若く、出身はご存じのように岩手県奥州市です。スポーツ選手だったご両親の間の末っ子として誕生され、「翔平」という名前は、奥州平泉にゆかりのある源義経にちなんで、義経の戦うと飛ぶイメージから「翔」を、平泉から「平」を取って名付けられたそうです。小学3年生の時に野球を始め、花巻東高校時代には甲子園でも活躍し、一躍脚光を浴びましたが、大リーグ志向が強く高校卒業後いきなり大リーグ入りするかと思われていた中、日本ハム栗山監督の出した二刀流プランに心を動かされ、将来の大リーグ挑戦を約束に日本ハムに入団されました。その後、順調に成長して今年から大リーグに二刀流選手として挑戦することになりました。彼は身長193cmと日本人としては規格外であるばかりではなく、身体能力、野球センスともにずば抜けたものを持っていますが、それに加えて修正能力が素晴らしいとの話です。これは自分の現状を冷静に分析し、どうすればそれを改善できるか考え、その方向に向かって素直に努力してゆく力です。まさにPDCAの実践です。
私たちは、大谷選手のような才能はないと思いますが、せめて自分たちなりに向上するための努力をしてPDCAを回してゆけたらと思います。
(院内広報誌「なんきんまめ No.136(2018.5.15)」に掲載)
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