キアゲハ通信No.084-「追悼 片岡正博事務長」
2015.05.25 更新
「追悼 片岡正博事務長」
院長 西田 善彦
年が明けて松の内も終わらぬ平成26年1月14日に片岡正博事務長がお亡くなりになりました.故片岡事務長は,川島高校で本格的にサッカーを始められセンターフォワードとして県大会で優勝し,高校総体や国体にも出場して活躍されました.この時,ブラックというニックネームそのままに眼光鋭くチャンスを察知して必ずシュートを決めていたそうです.その後,駒澤大学に進学され,卒業後もサッカーを続けるため鈴江日新堂(現アスティス)に入社されました.そして社会人として人並み以上に仕事をこなされた上で,以後,約40年,シニアのサッカー選手あるいは小学生を指導する監督として死ぬまでサッカーを愛されました.
そのような片岡さんを見て,当院の伊月理事長は病院の発展のためにいずれ力を貸してほしいとずっと目をつけておられたそうです.そしてその機会は,平成23年9月にやっと実現いたしました.片岡さんは当院にはいないバリバリの正しく体育会系のキャラクターで,おとなしい職員たちを時には叱咤激励,時には鼓舞して,ともすれば日常に埋没しそうなモチベーションを高めてくれました.さらにゴールを狙う天才的な嗅覚を経営面に生かして問題点を掘り起こし,例えば在庫管理に関してSPD(診療材料物品管理)制度を確立してくれました.これにより,病棟看護師の負担は少なからず軽減されたことと思います.ほかにも人事や将来に向けての病院のあり方など,理事長のみならず私も大いにこれからを期待していたのですが,突然の病魔によりかなわぬ夢となりました.しかし私たち職員一同は忘れません.片岡さんがどんなに苦しくとも諦めずに最後の最後まで病院のことを思って頑張ってくれたことを.
せめて一緒にヴォルティスの応援に行きたかった.私はこれからも片岡さんのことを思いながら一緒に頑張りますので,ずっと病院のことを見守って下さい.
合掌
(院内広報誌「なんきんまめ No.111(2014.3.15)」に掲載)
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