キアゲハ通信No.051-「北京オリンピック」
2014.10.06 更新
「北京オリンピック」
院長 西田 善彦
オリンピックは、感動と元気をくれるのでいつ見てもいいものですね。今回は特に北京だったので時差がほとんどなく、余り夜更かしすることもなく助かりました。私は野球が大好きなので星野ジャパンに注目していましたが、本当に残念でした。メダル無しは、ともかくとして多くの選手が怪我をして心身共にボロボロになって帰ってきたのがやりきれません。去年の落合監督の日本一とは大違いでした.それに反して最も感動し、また嬉しかったのは女子のソフトボールでした。
実は、女子ソフトもシドニーオリンピック以来、私はずっと注目して応援してきました。王者の米国にあと1歩と迫りながら雨中の決勝戦でレフトが最後に落球して無念のサヨナラ負けを喫したことは今でも忘れられません。今回も何の因縁か雨中の決勝戦となり、その時とは逆に劇的な勝利を収めての金メダルですから、敵を討って痛快と言うどころか感激の余りテレビの前で涙してしまいました。上野投手の2日間に渡る延べ413球の力投は言うに及ばず、1人1人が自分の持てる力を出し切ってそれぞれの役割を果たした姿は、本当に感動的でした。彼女たちがあそこまで一致団結してやれたのは、決して自分1人だけのためでなくこれまで一緒になってやってきた監督、コーチ、チームメート、そして陰で支えてくれた人たち皆に優勝の喜びを与えたいという強い気持ちが支えになっていたのではないでしょうか?そしてまたオリンピックが4年に1回しかないということ(これは一期一会に繋がるかも)もより大きな感動を産む1つの要素だと思います。
オリンピックの金メダルに比べるとはるかに小さなことではありますが、伊月病院でも今年は職員一同で頑張って病院機能評価の審査に合格することが出来ました。5年後にはまた再審査が待っておりますので、オリンピックの選手に負けないよう我々も気を許すことなく次の目標に向かって努力して行きたいと思います。
(院内広報誌「なんきんまめ No.78(2008.9.15)」に掲載)
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