キアゲハ通信No.058-「ドラゴンクエスト」
2014.11.26 更新
「ドラゴンクエスト」
院長 西田 善彦
皆様の中でもドラゴンクエストというゲームをご存じの方は多いと思います.このゲームは「ロールプレイング」といってプレイヤーが主人公となり,世界中を冒険しながら成長してゆき,様々な謎を解き明して最終的に魔王と呼ばれる悪いボスを成敗するゲームです.ドラゴンクエストは1986年5月の発売以来,これまで9つのゲームを発売しており,国民的なゲームとして今回だけでも日本人の約30人に1人が購入している計算になります.
そして私は,ドラクエⅡと呼ばれる1987年1月発売のゲームから虜になってしまいました.以来,この22年間で8つのゲームをクリアしてきたわけですが,回を追うごとに壮大な物語となり,発売期間(つまり次を待っている期間)が長くなりますので,当然徹底的に遊んでしまいます.今回も7月の発売当日から既に4ヶ月が立っておりますが,未だにはまっております.その理由の1つに今回から新たに追加された「すれ違い通信」という機能があります.これはゲーム機に内蔵された無線機能を利用して半径約15mの人と顔を合わせることなくデータのやりとり(今回はあいさつと宝の地図の交換)をするというものです.この宝の地図の交換により,このゲームはこれまで以上に盛り上がり,富士山でも交換が行われたほどだそうです.また実際,私は東京の電車内でわずか10人くらいの乗客のうち3人の方とすれ違ったことがあります.
私が今回,このゲームをしていて思ったことの1つは,すれ違い通信は今の世相を反映して相手がどんな人であるか知ることなく(会話や顔を合わすことなく)やりとりが手軽にできることです.そしてもう1つは,そこからさらに1歩踏み出せば,ゲームという共通の話題を通して本来はまったく会うはずのない人と会話して友達になれる可能性があるということです.いろんな人と友達になれる日本もまだまだ捨てたものではないと思いました.
(院内広報誌「なんきんまめ No.85(2009.11.15)」に掲載)
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