キアゲハ通信No.059-「ソフトボール」
2014.12.01 更新
「ソフトボール」
院長 西田 善彦
私は野球が大好きなのですが,さすがに今やプレーすることは出来ません.せいぜい毎夏恒例のレクリエーションである地引き網の後に余興でやっているビーチベースボールくらいです.それでも先日降って湧いたような話があり,某実業団チームとソフトボールの試合をさせていただく機会を持ちました.しかもそのチームは,平成22年度は女子の1部リーグに所属している強豪チームなのです.日本の女子ソフトボールといえば北京オリンピックでは金メダルをとったくらいですから,間違いなく世界一のレベルです.そんなチームとお手合わせできるのですから,本当に楽しみにしてマイバットを購入したりバッティングセンターに通ったりして準備をしました.
実は今から30年前の私は,大学の医局野球で俊足強打の外野手として少しは鳴らしたものでした.また松山赤十字病院在籍中は,国体にも出るような女子チーム相手にヒットを打ったりもしたことがありました.それで少しはやれるものと思ったのですが,やはり30年のブランクはあまりにも長すぎてわずか1週間で試合に出ようなどと考えた自分が恥ずかしくなり,不甲斐なさのあまり1回だけで自ら退きました.試合は他のメンバーの頑張りにより善戦したのですが,当然最後は力尽きてしまいました.それでも結構ほめていただき,参加者一同本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました.
試合後にチームの関係者からどうすれば強くなれるのか伺いました.それによると練習の継続により個々のレベルを上げることや各自が自分の役割を理解してそれを果たすことなどは当然のこととして,それよりもっと大事なのはチームの和だそうです.このためいかに優れた選手でも和を乱したり他人の足を引っ張るような選手にはやめてもらうという厳しいことを言われました.やはり何かを通じて1つにまとまることが皆の成長につながるということであり,病院についても同じことがいえると思いました.
(院内広報誌「なんきんまめ No.86(2010.1.15)」に掲載)
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