キアゲハ通信No.061-「無事これ名馬」
2014.12.15 更新
「無事これ名馬」
院長 西田 善彦
今年もまたプロ野球が開幕し楽しみな季節がやってきました.今年は既に終わった冬季オリンピックに加えて6月にはサッカーのW杯もあり,スポーツ観戦好きにとっては4年に1度のたまらない年です.そんないろいろなスポーツの中でも私にとってはやはり野球が1番です.私は留学のため1989年から1991年まで米国・ボストンに住んでおりましたが,研究室の窓から大リーグのボストンレッドソックスの球場が2/3くらい見え,実験の洗い物をしながら無料で野球観戦が出来ました.残念ながらその時には2,3回しか野球場には足を運びませんでしたが,もし今のように多くの日本人選手がいたらもっと何度も見に行ったことと思います.
確かに野茂投手や松井秀喜選手も印象的ではありますが,大リーグの日本人選手の中で最も成功しているのは,やはりイチロー選手ではないでしょうか.イチロー選手は,走攻守すべてがそろったスーパースターであり,将来は厳しい条件をクリアーして間違いなく米国の野球殿堂(私は見学に行きました)入りを果たすものと思われます.しかしその彼も今年で37歳ですので普通なら確実に体力的な衰えが出始めるはずです.それなのにその徴候が見られないのは,恐らく常人では計り知れないような普段のたゆまないトレーニングの賜物かと思います.そうするとあと怖いのは怪我だけだと思います.昨年は阪神タイガースの赤星選手が,その超人的なプレーのせいで頚を痛めて若くして引退されました.
怪我に強いのも実力のうちと言ってしまえばそうかもしれませんが,誰も好きこのんで怪我をするような激しいプレーをするわけではありません.無事これ名馬という言葉のように,出来るだけ長く競技を続けられるよう細心の注意を払って欲しいものです.そしてそのことは何もスポーツに限らず私たちの一般業務でも言えます.看護師さんやケアーさんたちにも腰や膝に気をつけて少しでも長く勤務していただきたいものです.
(院内広報誌「なんきんまめ No.88(2010.5.15)」に掲載)
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